不動産の歴史
- 古代・・・動産=もの、不動産=ところ
- 中世・・・不動産=所領
※田畑などは石高(不動産の単位)と言われた - 近世・・・不動産所領
※封建国家となり泰平の世となると、地方から江戸へ人口が密集し、長屋が出現しました。これが賃貸の始まりです。 - 近代・・・不動産=私有財産登記
※明治時代に入り、、課税制度が設けられ、『物納から金納』へ変更されたことから、法的に土地を個人所有することになり、現在にいたります。
住宅の歴史
日本おける住宅の歴史は、竪穴式住居から農業・武家屋敷などさまざまな経緯をたどり、特に近代では、生活が安定すると人口が増え、狭い土地に密集して共同生活をおくるという文化が芽生えます。
また、地震・台風といた自然現象とも、共に生活をしていく事が、そのまま文化になっております。
- 明治時代・・・個人所有の建築が可能
幕府に管理されていた建築は、個人財産に寄与するようになり、個人資産となりました。 - 大正時代・・・アパートメントが生まれる
民主主義による、平等と自由に対する社会構造が、産業革命を起こし、主要都市の人口集中が発生し、集合住宅が見直されました。 - 昭和時代・・・短期集中供給
戦後、引揚船や疎開からの戻る人により、深刻な住宅不足が発生し、短期的にたくさんの家族が住める家(団地)が作られるようになりました。 - 平成時代・・・多様化した供給
昭和の工業的住宅(プレファブ住宅)から付加価値の付いた住宅や建築技術の発達からさまざまな住宅が供給されており、定住文化から賃貸という非定住文化が発達し、集合住宅が見直されております。